滅菌とは、「殺菌」や「除菌」とは異なり、微生物やウイルスに関わらず、すべての菌を死滅させ、除去することを指し、すべての菌に対して「殺菌」や「除菌」を超える処置になります。
- クラスB
- 世界で最も厳しいとされる基準で、医科と同水準。複雑なかたち、あらゆる機材・器具の高度な滅菌が可能です。
- クラスS
- 非包装の中空物、包装の固形物などに加え、メーカーが指定した特定の対象物に滅菌が可能。
- クラスN
- 非包装の固形物に対しての滅菌が可能。
すべての患者さまに安心安全な治療を受けていただくため、高性能の滅菌器であるDACプロフェッショナルを導入しております。
DACプロフェッショナルとは、最高ランクのクラスBの滅菌機でどんなものでも滅菌する事が可能になります。(治療に使うガーゼなども滅菌する事が可能です。) 確実な滅菌を行うためにヨーロッパで基準となっているEN-1306の真空システムを使用しており、機械内を真空にする事で好気性の細菌もしっかり滅菌しています。 また、真空にしてから高温の蒸気を注入する事で、治療器具の隅々まで蒸気が行き渡りムラなく滅菌を行う事を可能にしています。
治療に使うもの全てを確実に滅菌出来るので、院内感染の危険性を限りなく減らす事ができ、安全性の高い治療を受けていただけます。
DACユニバーサルは、歯科用ハンドピースやタービン、コントラなどを、精製水を用いて機械の内部・外部の洗浄からオイル注油する装置です。 さらには機械内部にいたるまでの滅菌を行うことができます。また、歯科用ハンドピースやタービン、コントラ以外の小さな器具も滅菌していますので、患者さまにより安全で安心な治療を提供しています。
ホルホープとは、常温・常圧で器具や機材などを殺菌処理することができるホルマリンガスによる殺菌器です。
矯正器具・ゴム製品・シリコン製品・ガラス製品・バキュームシリンジなど、高温では殺菌することができないものを殺菌することができ、滅菌に近い効果を与えることができます。
近年、歯科医院における医療事故や感染事故など多くのメディアでも取り上げられています。
塚本歯科医院では、患者さまにより安心して通院していただけるように、安全面と衛生面においての設備基準を満たし、厚生労働局から認可を得ている歯科医院です。
歯科外来診療環境体制加算医院の設備基準
- 1.
- 医療安全対策にかかわる研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること
- 2.
- 歯科衛生士が1名以上配置されていること(非常勤であっても可)
- 3.
- 緊急時の初期対応可能な医療機器(AED、酸素ボンベおよび酸素マスク、血圧計、パルスオキシメーター、救急蘇生セット、歯科用吸引装置)を設置していること
- 4.
- 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるように、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること
- 5.
- 口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底するなど、十分な感染症対策を講じていること
- 6.
- 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること
- 7.
- 歯科ユニットごとに、歯の切削や義歯の調整、歯の被せ物の調整時等に飛散する細かな物質を吸収できるように、歯科用吸引装置等を設置していること
- 8.
- 歯科診療にかかわる医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること